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Case 24

■ 脱酸素剤のハナシ

やっちまったです・・・

こんにちは・・・異物検査員です・・・今日は告白します・・・



再現しちまいました・・・
異物検査員はピザが好きで、よくスーパーでピザを買うんです。
トースターに入らないほどの大きいピザで、お気に入りの商品があるんですよ。
で、いつもはそのお気に入りの商品を買うんですけど、今回、初お目見えのピザがありましてですね、いつも買っていたものとは違う種類のピザを買ったんです。

それで、トースターに入れるために、包丁で半分に切ったんですよ。
その時、無精者のワタクシ、ピザをまな板に載せず、トレイの上から切ってしまったんですよ!

そしたら、生地の下にあった脱酸素剤が一緒に切れちゃいました! (>_<)
脱酸素剤の中身が、ピザについてしまいました!(>_<)
異物検査員が、異物事例を再現してしまいました! (>_<)
あぁぁやっちまったぁぁ~



脱酸素剤について
脱酸素剤の中身は、特殊処理された鉄粉などです。脱酸素剤の種類によっては、全然違うもの (有機素材のもの) もあるようなんですが、一般的に多く見かけるタイプは鉄粉タイプです。
これは、鉄が錆びる時に酸素と結合する働きを応用したものです。
だから、中を見ると、黒~茶褐色の鉄粉が詰まってます。

この脱酸素剤の種類によって、鉄粉の他にビタミン剤などが入っているものもあります。
 ← 脱酸素剤の中身 (一例)



脱酸素剤が異物になってしまう原因
これが異物になってしまう原因は、異物検査員がやっちまった通りです。
包丁やハサミで開封・切断する際に、脱酸素剤ごと切ってしまうことによって起こります。
脱酸素剤の中身を知らないとビックリしますよね・・・。



食べても大丈夫?
食品に使われている脱酸素剤に毒性のある素材は使われていませんから、ちょっとくらい食べてもお腹を壊したり、吐き気を及ぼしたり、食中毒になったりすることはないと思いますが・・・

口の中でジャリジャリして、絶対に美味しくないと思います・・・

異物検査員は、その部分を切って捨てました・・・みなさんも捨てましょう・・・。





脱酸素剤
一般に出回っているものの主成分は特殊処理された鉄粉です。
鉄の酸化の際に酸素と結合する働きを応用して、密閉容器内の酸素を吸収し、酸素による商品への悪影響 (カビや害虫など) を防止することができるので、包装された食品によく利用されています。
化学反応の際、わずかに発熱することがあります。
一部に有機系の素材が使われているものもあるようです。





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